Mikiko Talks on Malaysia
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アフリカの果てに散った、ある企業戦士(3)--It’s a beautiful culture!
空港から30分ぐらいで幸衛の家に着いた。広々とした丘を見下ろすリビングルームのテーブルの上には、紫色の風呂敷が敷いてあり、その上に幸衛のスナップ写真数葉と彼が…続きを読む
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アフリカの果てに散った、ある企業戦士(2)--言えなかった I am not a Chinese
東京からヨハネスブルグまでの飛行(香港での乗り換え待ち合わせ時間を除き18時間)は、長くもあり、短くも感じられた。弟の死がまだ「現実」となっていなかった私たち…続きを読む
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アフリカの果てに散った、ある企業戦士(1)--・・・幸衛が死んだ・・・
人生とは何と悲しく,不思議なものなのだろう。 10月8日の早朝、久しぶりに日本の地を踏んだ。70歳を過ぎた両親が、元気で私の帰りを待っていてくれることの幸せ…続きを読む
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スルタンが輪番制で国王となる、この国のかたち
緑の中に点在するクアラルンプールの観光名所のひとつにイスタナ・ネガラ(国王宮殿)がある。宮殿といっても、少しも威圧的なものではなく、丸いドーム型の屋根を持つ、…続きを読む
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日本と東南アジアの青年間のジェネレーション・ギャップ
前回のコラムで、日本の若者とマレーシアの中国系青年が一つの時代感覚を共有しているという話を紹介した。いわゆるグローバライゼーションの一つの現象だ。 他方、同…続きを読む
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日マの同時代性–「日本の今」にフィバーする若者たち
大学で教えている学生たちは皆20歳を過ぎているが、彼らの母親のような年の私から見れば実に可愛い。時々、家に帰ってからも彼らの真剣な眼差しを思い出し、胸がキュン…続きを読む
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とらのように強い意志を持って!
今日はまた、日本語弁論大会優勝作品をご紹介したい。1996年の日本留学予備教育課程の部では、マラヤ大学予備教育課程在籍の女子学生が、麻薬の問題を取り上げて「強…続きを読む
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悲壮な覚悟で1年を乗り切ったマハティール首相
「このまま見過ごすわけにはいかない。やってみるしかない。しかし、必ず成功するという保証はない」 1998年9月1日、大学からの帰途、何気なくつけた車のラジオ…続きを読む