【閑話】 中秋の名月
今日9月21日は旧暦の8月15日、中秋節 ―中秋の名月です。
残念ながら、高知市は夕方から曇り空となり、近くの鏡川のほとりまで行ってみたものの、月は出ていませんでした。明日は晴れるようですので、「お月見」は1日遅れで「十六夜」を楽しむことにしましょう。(11時過ぎに、もしやと思い庭に出て見たら、幻想的な月が天高く昇っていました!)
中秋節には特別な想いがあります。昔書いた下記の2つの文章をお読みいただけたら嬉しいです。
☆ 中秋節への想い―家族団欒を楽しむ日 https://ban-mikiko.com/1245.html
☆ 南洋華人の世界(2)―中秋の月に想う https://ban-mikiko.com/176.html
中秋節は日本だけでなく、中国、韓国、ベトナムなどでも祝います。
中国では、9月18日(土)が振替出勤日で、19日(日)~21日(火)まで3連休です。
(参考:ハルピンの端午の節句 https: //ban-mikiko.com/1672.html)
韓国では「秋夕(チュソク)」と言い、9月20日~22日まで3連休です。
ベトナムでは休日ではありませんが、カレンダーに祭日と記されているようです。
アジアにまたがる広大な旧暦の世界、アジア各地で多くの人々が中秋の月を愛でているかと思うと、繋がりを感じ、壮大な気分になります。
中秋節快楽 ‼
【9月23日追記】
昨夜は十六夜でした。
鏡川のほとりに出て、月が昇るのを待ちました。
七時半近く、ビルの端から赤い月が昇り始めました!
雲の羽衣を纏って能を舞っているような月の静かな変化に暫し見惚れていますと、
やがて、その月は威風堂々と中秋の天空をバックにその全貌を現しました。
十六夜の「満月」です!
山の端にいさよふ月を出でむかと待ちつつ居る夜そふけにける(万葉集)