思い出の室戸へ(Pilgrimage to MUROTO)

空と海(室戸岬)
高知県東端の室戸は高知工科大学勤務時代、研修旅行と称して毎年留学生たちと出かけた懐かしい場所だ。その室戸を先日、久しぶりに「お遍路」で訪れた。なんと15年以上の月日が流れていた。
昨年お遍路で高知市に寄ってくれたSさんが今年も来られた。昨年行けなかった第24番~第32番札所を今回は一日で回るという。「もう歩くのは大分きつくなり、タクシーを利用するので、伴さんもご一緒にどうですか」とお誘いを受けた。体調、体力には一抹の不安があったが、このような機会は二度とないだろうと思い、意を決して(大袈裟ですが)お供をすることにした。

生憎の雨(降ったり止んだり)だったが、朝7時に市内を出発し、県内を東へ東へと駆け足で8つの札所を回り、4時過ぎに最終目的地、室戸岬御厨人窟に着いた。空海が悟りを開き、空海という名前が生まれた神聖な場所だ。強行軍ではあったが、元同僚とのミニお遍路を無事終えることができたことに感謝し、手を合わせた。
夜は更に北東へ1時間、東洋町という町の静かな海辺のリゾートホテルに泊まり、一夜語り合った。昔の仕事のこと、思いがけない同僚の訃報、現在の暮らしぶり、そして話は不安交じりの将来にも及んだ。その夜はSさんを誘って留学生たちと室戸ジオパークで遊んだ楽しい夢を見た。
翌朝は東西に分かれ、Sさんは徳島方面へ、私はバスと汽車を乗り継いで高知市に戻った。
Sさんは今月末には結願し、その足で高野山にお礼参りをするという。大事業を終えることは、どんなにか感慨深いことだろう。私もその一端を経験させていただき、ありがたいことだった。
まず 第32番 禅師峰寺から

土佐湾を見下ろす

ストレリチア(極楽鳥花)が咲いていた!

マレーシアやタイでよく見かけた花だ。
第30番 善楽寺

お隣は神社 しなね様(土佐一宮)
第29番 国分寺

苔が敷き詰められていた

京都の寺を思わせる佇まい

お遍路さんたちはこの道を行くのですね
第28番 大日寺

紅葉を楽しみました
第27番 神峰寺

左はお寺へ、右は神社へ

イチョウがきれいでした
キラメッセで一休み

海を見ながら昼食(晴れていなかったのが残念!)
沿道には懐かしいハイビスカスがたくさん咲いていました!
第26番 金剛頂寺

クジラの供養塔(室戸はかつて捕鯨で栄えた町)
第25番 津照寺

108の石畳
第24番 最御崎寺

PLAY BACK!

室戸岬 御厨人窟&神明窟ー洞窟の中には神棚が祭ってありました!

御厨人窟の中から見える空と海!




