冬の青菜たちを慈しむ(Cooking winter green vegetables)
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1月末の日曜日は日曜市日和だった。やっと元気になったので、散歩がてら今年初めて市に出かけた。高知城麓からスタート。
寒さの中で冬の青菜たちが元気に店頭に並んでいて、思わず愛おしくなり、いろいろ買ってしまった。ほうれん草、春菊、小松菜、水菜、大根・・・。こんなに沢山、一体どうやって食べるのでしょう?!
❤ ほうれん草
冬の厳しさに耐えたほうれん草は葉が厚く、色も濃い。驚いたのは赤い根である。スーパーでは見かけない。昔は根も食べたという。切り落とさず大事に持ち帰った。
胡麻和えを作った。胡麻をすり、八方だしと砂糖を加えて和えただけなのだが、瑞々しく美味しかった。霜に打たれた葉は優しく、甘く、赤い根元からは微かに土の香りがし、大地の力をいただくようだった
大地の逞しさ!
根はきれいだが、やはり食べられなかった...。
❤ 水菜
発祥の地から京菜ともいう。葉の色が淡く、京都らしい優しさを感じる。
あまり買うことがなかったので、是非そのシャキシャキ感を味わってみようと思った。鶏と合うのでつくね鍋にしよう! 繊細だから、くれぐれも煮過ぎないように!
お鍋は手羽とごぼうでスープを作っているところ。
水菜を具の上にトッピング!
❤ 春菊
何といってもその独特の香り。旬は春ではなく冬。おひたしや胡麻和え、鍋もよいが、牛肉があったので、すき焼きにした。今日も沢山お野菜をいただけて、体が喜んでいることだろう。
春菊すき焼き
砂糖、醤油、酒のシンプルな味付けで。
❤ 小松菜
和風の料理にもいろいろ使い道があるが、私は中華風に炒めるのが、小松菜本来の苦みとシャキッとした食感を味わえるように思う。「豚肉と小松菜の炒め物」という簡単な料理が大学生の頃初めて買った料理の本に載っていて、今でも偶に思い出して作ってみる。先日も若者に食べてもらったら、喜んでくれた。
『中国料理』(主婦の友、1970)
私の方が小松菜がシャキッとしているみたい?!
❤ 大根の葉
市の大根は葉を切り落とさず長いまま。栄養もありそうで、揚げ、じゃこや桜エビなどと炒め、甘辛に味付けすると白いご飯が進む副菜に。是非お試しあれ。
今日の主役は大根の茎/葉。捨てるなんて勿体ない!
お酒のつまみにもどうぞ。
🎎 春隣、寒さの中で逞しく育った青菜たちと遊んだ1週間だった。今日は立春。さあ、お雛様の出番です! 🎎