リュウキュウー高知の不思議な野菜(A rare local vegetable)
秋分
道端に咲く萩の花
今日はお彼岸の中日ですね。裏山のお墓にお参りに行ってきました。
今日は郷土の食材、リュウキュウ(ハスイモの茎)をご紹介します。名は「琉球」、「利休」から来ているのかもしれません。
小さい頃夏休みに帰省した折、おじいちゃんが「こりゃ、うまいのう!」と言ってお箸を高く上げ、大きな口を開けてパクリ、美味しそうに「リュウキュウの酢の物」を食べていたのを思い出します。その頃は「アジとリュウキュウの酢の物」なんて、米国帰りの子供たちの口には合わず、おばあちゃんは愛するおじいちゃんだけのために一品多く作っていました。
退職して高知に帰ってからも、リュウキュウの存在は知っていましたが、あまり料理をしたことがなく、その魅力にも気づきませんでした。ところがこの夏、弟が主宰する夜学会で山のようなリュウキュウを持って来てくださる方があり、皆で分け、沢山持ち帰りました。人生の先輩、道子お姉さまに食べ方をお聞きし、早速酢の物や卵とじ、みそ汁の具などにしてみました。そして、その美しさ、上品なお味に目覚めたのです! 鮮やかな萌黄色、瑞々しさ、シャキシャキとした歯ざわり。料亭のお味!と自画自賛してしまいました。
全国の方にもこの美しい野菜をご試食いただきたいですね。下記の写真をお楽しみください。

市に並んだリュウキュウ。長いものは3mもあるそうです。

家に持ち帰ったリュウキュウ

さあ、下ごしらえを!まず皮をはぎ、塩をまぶしてしんなりするまで置く。

横から見ると・・・。

断面には小さな空洞

美しいでしょう!?

鯛とリュウキュウの酢の物.大葉と胡麻を散らして。ぶしゅかんがあれば・・・。

色々な器に入れてみました(左はおちょこ、右はワイングラス)
