ひなげしの花のイメージから母が名付けた。いつどこで、どなたに教わったのだろう。母のレシピの中でも特に優雅で爽やか、オレンジを沢山使う贅沢なお菓子である。
南アフリカでは大きな網袋に何十個も入っているオレンジが何百円という安さで、食べ切れずジュースにしていたことを思い出しながらオレンジを絞る。アグネス・チャンの「ひなげしの花」を口ずさみながら、うきうきした気分で・・・。(美喜子)

 
材料 直径18㎝の底のはずれる容器

    底の生地

  • リッツクラッカー  約15枚
  • バター   大さじ 1
  • ムース(下段)

  • オレンジ   3個(200cc)
  • オレンジの皮 1個分
  • レモン汁   大さじ 2
  • 生リーム   3/4カップ
  • 砂糖     50g
  • 卵黄     3個
  • 卵白     1個
  • リキュール  大さじ1
  • ゼラチン   大匙1
  • 水      50cc
  • ゼリー(上段)

  • オレンジ  3個(200cc)
  • 砂糖    25g
  • レモン汁  大さじ1
  • リキュール 大さじ1
  • ゼラチン  大匙 1/2強
  • 水     50cc
  • 飾り用

  • ミカンの缶詰   1缶

作り方

  1. クラッカーを粉にして底にしく。ムースを流し、みかんを並べる。固まったら、ゼリーをかけて更に冷やす。A.B.C3段階の作業である。
    A.先ず生地を敷く

  1. クラッカーをビニールの袋に入れて細かく砕く。バターを加え指先ですりあわせながら混ぜ合わせる。容器の底にしき、コップの底で押し固め暫く冷蔵庫で冷やす。
    B. ムースを作る

  1. 水にゼラチンをふり込み5分くらいおく。電子レンジに約30秒入れて(又は湯煎にかける)とかす。
  2. 鍋に卵黄3個を入れ、砂糖50gの中の1/3を加え、レモンカラーになるまでよく泡立てる。オレンジジュースとレモンジュースを加えて弱火にかける。ゴムべらで絶えずかき回わしながらとろりとなるまで火を加える。沸騰寸前で火を止める。
  3. 2に溶かしたゼラチンを加え、裏ごしにかけてオレンジの皮とリキュールを入れる。冷たくして8分どおり固まらせる。
  4. 生クリームに50gの1/3の砂糖を入れて8分立てする。卵白に残りの砂糖を入れ、固く泡立てる。卵白を生クリームのなかに入れて混ぜ合わせる。
  5. 4に3を少しずつ加えて、全体をざっくりとよく混ぜあわせて、Aの生地の上に静かに流し入れる。固まるまで冷蔵庫に入れる。充分固まってからミカンを飾る。
    C. ゼリーを作る

  1. 上記のようにしてゼラチンを溶かす。
  2. オレンジジュースに砂糖を入れて溶かす。
  3. 2に1を加え、レモンジュース、リキュールを入れミカンの上に一部をそっと流しこみ、ミカンが落ち着いたら残りのジュースを流しこむ。冷蔵庫の中で数時間冷やして固める。
    D.仕上げ

  1. まわりの容器をはずす時は、ナイフを熱い湯につけるとよい。底はそのままにしてテーブルに出す。