KUT元留学生たちとの再会(A happy reunion with KUT foreign students)
炎暑の高知にお帰りなさい! (安芸市の野良時計前のひまわり畑で)
7月末、かつての勤務先、高知工科大学(KUT)で第8回ISFT( International Symposium on Frontier Technology)が開催された。ISFTは同大学の博士後期課程特待生制度(Special Scholarship Program: SSP、2003年創設)の第1期卒業生が2007年にKUT同窓会中国支部を設立し、研究交流を通じて同窓生たちが切磋琢磨できるよう、活動の一環として始めた国際シンポジウムである。隔年で開催され、これまで、瀋陽(2回)、ハルビン、昆明、パタヤ(タイ)、高知(3回)で実施されてきた。
新型コロナウィルスの影響により、今回は5年ぶりの開催で、7カ国より卒業生、KUT在学生及び教職員など約130名が参加した。
KUTを去って10年以上も経つのに、シンポジウム終了後の「SSP20周年記念祝賀パーティー」に私もお招きいただいた。退院後間もなかったが、私は精一杯「元気」を装って出席した。卒業生たちは、私の姿を見かけると、総立ちなって、親しみと懐かしさを示してくれた。何人かとは抱き合って再会を喜んだ。うれしく、光栄な瞬間だった。
SSPの産みの親、岡村元学長も出席されており、次のように挨拶された。「このプログラムを創設した時、2つのことを考えました。一つは本学の研究スタッフとなり得る優秀な人材を海外から集めることにより、本学の研究活動の活性化を図ること。第二には卒業生が母国に帰って、その国の研究を発展させることです。」 先生の熱い思いは20年後に見事に花開いていると言えるだろう。先生には卒業生より感謝の花束が贈呈された。
SSP卒業生223人のうちの141人が大学や研究機関に勤務していて、そのネットワークは世界に広がっている。
磯部前学長は、「今後は卒業生に教え子を推薦してもらい、KUT、卒業生、卒業生の教え子の三者が協力してSSPを更に発展させてくれることに期待します」とエールを送られた。SSPが日本近代土木の父と呼ばれる廣井勇の生まれた、この土佐の地で継続されていることの意義を強調されたのが印象深かった。
🌻 祝賀パーティーで
中央、私の右は蝶野学長、磯部前学長、岡村元学長
左後:李朝陽国際交流センター長(第1期SSP卒業生!)
左前:Oyuntsatsral Tseyenbaljirさん(オヨンナ、モンゴル科技大学)
右後:Phaisarn SUDWILAIさん(ポア、泰日工業大学)
右前:Surassawatee JAMIKORNさん(ギフト、泰日工業大学)
KUT校友会中国支部代表の孫鳳さん(瀋陽工業大学)
IFSTのオープニング・スピーチを行った孔凡涛さん(大連理工大学)
左から1期生の梁寧さん(瀋陽薬科大学)& 于霞さん(瀋陽工業大学)
左から孔凡涛さん、曹恩国さん(江南大学)、施霖さん(昆明理工大学)、1期生の尚涛さん(北京航空航天大学)
曽さん一家、パパは頼もしいですね!
王義那さん(瀋陽工業大学)、美しいお母さんになって。涙が出そう・・・。
❤ その他1期生の郭Chenさん(ハルビン理工大学)&于暁艶さん(ハルビン師範大学)、劉涛さん(浙江大学)にも会ったが、残念ながら写真がない。
🌻 後日・・・・
ポアさん(泰日工業大学)は前回1999年にタイで実施されたIFSTを取り仕切ってくれた。
コップンカー! 謝謝!
なぜか、おうどん屋さんへ
私は話の種にタイカレーうどんを注文した
5年前に同僚のギフトさんと結婚したそうだ。美しいタイの民族衣装!
オヨンナさん(モンゴル科技大学)はシンポジウム後1週間残って、「リョーマの休日」を楽しんだ?
参加者とともに懐かしい室戸への研修旅行にも行ったのよ。楽しかったわ。
❤ 私は高知の海が大好き!
やっぱり高知はカツオのタタキでしょ?! 十分食べましたか?
🌻 🌻 🌻 🌻 🌻 🌻 🌻
卒業生の皆さんにとって、高知への里帰りが楽しく有意義なものであったことを祈ります。どうぞ、これからも世界各地で教育者、研究者として益々ご活躍ください!
リンク:
🌻 高知工科大学HP https://www.kochi-tech.ac.jp/news/2024/006497.html
🌻 国際交流のシゴト
🌻 留学生たちとの楽しい日々を思い出した、李先生とのドライブ
思い出の一枚
🌻 高知工科大学同窓会中国支部成立大会(2007年@瀋陽)
この7人のうち、今回4人が帰って来てくれました!
Comment from すみ子
時間 2024年8月9日 11:05 AM
まあ、療養していたご褒美があったのですね。
人を育てるという仕事は、大変でしょうが後々楽しみもあるものなんですね。入院中でなくてよかったと思う反面、ご無理されたのではと少し心配。お大切に。