まだまだ修行が足りません! 末尾にも写真あり

 

 外国人をおもてなしするのに天ぷらは最も無難で、誰にでも喜ばれる。茶碗蒸しと赤だしがつけば完璧です。
 天ぷらは専門店にはかなわない。職人は何年も修行をするようだ。カウンターで板前さんの一挙一動を眺め、新鮮な素材が油の中ではじける音を聴きながら、ビールを片手に期待を膨らませる。そして箸をつける速度合わせて、次々に出される一品一品の美しさに驚嘆し、その香りを嗅ぎながら、アツアツを口に頬張る。その食感、甘み・・・時間をかけて五感で味わう天ぷらは奥の深い総合芸術と言える。
 そんな天ぷらは、とても家で再現できるものではないが、素人の「おうち天ぷら」もたまには良い。母が作ったかき揚げなどはなかなか美味しかった。(美喜子)

 
材料

  • 衣液  ・薄力粉 1カップ程度 (打ち粉用にも少々)
        ・卵   1個
        ・冷水  卵と合わせて1カップ程度
  • 具   ・季節のもの(特に春の旬野菜は美味しい! フキノトウ、タラの芽、筍など)
        ・エビ、イカ、キスなど
        ・ししとう、ピーマン、アスパラガス、いんげん、オクラ、人参、玉ねぎ、なす、
         カボチャ、しいたけ、さつまいも、ゴボウ、レンコンなど
  • かき揚げ(お勧めです!)
        ・エビ&ゴボウ&しそ
        ・ホタテ&アスパラorネギ
  • 油  胡麻と菜種の天ぷら油を使うとよい

 
作り方

  1. 粉はあらかじめふるっておく。
  2. 冷水に卵を割り入れて、箸で十分に攪拌する。
  3. 卵水に粉を数回に分けて加え、ざっくり混ぜる。(こねないこと)
  4. 材料に軽く打ち粉し、衣液にくぐらせて、油で揚げる(油の温度を調節しながら)。


天つゆ

材料

  • だし汁   150cc
  • みりん   大さじ2と1/2
  • 薄口醬油  大さじ2と1/2
  • 大根おろし、すり生姜


★おまけ★ 茶碗蒸し

材料(4人分)

  • 卵     2個
  • だし    400cc
  • 塩     小さじ1/2
  • 薄口醤油  小さじ1
  • みりん   小さじ1/2
  • えび    2尾
  • 鶏肉    4切れ
  • 椎茸    2枚
  • かまぼこ  4切れ
  • 三つ葉
  • ぎんなん  (あれば)
  • 柚子またはすだちも添えるとよい。

作り方

  1. かつおぶしと昆布でだしをとり、調味料を合わせてさましておく。
  2. エビは大きければ2つにわる。鶏肉はそぎ切りして酒、醤油少々
    つけておく。
  3. 椎茸はひたして、食べやすい大きさに切る。
  4. ぎんなんは鬼殻をむき、ひたひたの熱湯で玉じゃくしの背でころが
    しながら、しぶ皮をとる。
  5. 卵を割ってほぐし、冷たい1のだしを入れて濾す。味を確認する。
  6. 材料を茶碗に入れ、5を注ぐ。
  7. 茶碗を鉄板にならべ、熱湯を張り、蓋をして、160度で約20分、
    あと10分そのままでおく。三つ葉は蒸らす前に入れる。

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