この素晴らしき世界(What a wonderful world)

最高気温37度という今年一番の猛暑日に豊橋に住む友人が私に会いに来てくれた。杉山和恵さん。働き盛りのころ、同じ時期にマレーシアで仕事をした言わば戦友のような存在である。私は日本の組織から派遣された駐在員、彼女はマラヤ大学留学を経て、「ISIS(マレーシア戦略国際問題研究所」という現地の組織に採用されて活躍していた。
2人ともマレーシア滞在は約十年に及んだのだが、それぞれの理由で帰国し、日本で新しい人生を始めることになった。日本に帰ってからは一度しか会っていないが、時折近況を報告し合ってきた。特に私がブログを始めてからは勿体ないようなコメントを寄せてくれ、心の絆が深まった。
彼女は私より一回り若いのだが、今春大学を退職し、この機会に、と私を訪ねてくれたのである。何と嬉しく、有り難いことか! 正味1日の滞在だったが、朝から夜遅くまで再会の貴重な時間を惜しんで過ごした。
まず、我が家に来てもらい、ブログ「家族のレシピ」のトップ記事「レモンパイ」を試食してもらった。1年以上のブランクがあったが、パイはまずまずの出来で、彼女も甚く感激、喜んでくれた。母にも報告することができた。お茶の後、私が3冊にまとめたマレーシアのアルバムを見てもらい、二人で当時の思い出に浸った。
お昼は町に出て、土佐の食材を使った簡単なフレンチ、昼休みを挟んで(彼女がミニ市内見学をしている間、軟弱な私は何と家に戻って昼寝をしてしまったのです!)、夜は「高知で一番魚が美味しい」と紹介された居酒屋で新鮮な刺身や夏野菜の一品一品を堪能した。土佐の日本酒を楽しんでもらおうと目論んでいたが、今はあまり飲めなくなったということで少し残念だった。ワインなら...、と二次会はワインバーへ。
話は尽きず、何を話したかも思い出せないぐらいだ。印象に残ったのは「私はなぜか東南アジアが好きなようだ」という彼女の言葉だ。「私も・・・」と続けた。
「昨年の愛子さまのラオスご訪問は素晴らしかったわね。私は東南アジアの民族衣装が大好きなのだけれど、ラオスの民族衣装、シンとパービアンを纏われた愛子さまのお姿は言葉では表せないほど美しく、その佇まい、所作が風景の中にすっかり溶け込んでおられたわね。祈りの世界―アジアの女神という感じでした」
「私もとても感動しました・・・」
「私は最近YouTube でよくヌサンタラの音楽を聴いているのよ。インドネシア語/マレー語の響きが好きだし、メローディーにも癒されます」
「伴さんが紹介していた『Aya(お父さん)』という曲には心を打たれました」
人生の10年を東南アジアで働き、暮らし、空気を吸った二人には響き合うものがあった。
コニャックグラスになみなみと注がれた赤ワインを時間をかけて飲み干して、私たちは店を出た。時計は十時を回っていた。名残り惜しかったが、お互いの健康と幸せを祈って別れた。
その夜、寝る前にYouTube を開くと、不思議なことに「Hijau(緑)」というマレーシアの懐かしい曲が飛び込んできた。杉山さん覚えておられますか。私たちが住んでいた90年代に流行っていた歌。聞いてみてください!
❤ 杉山さん、この度は本当にありがとうございました。
真夏の青空に虹がかかったような素敵な一日でした。
杉山さんの新たな門出を祝して、ヌサンタラ・スマトラのバタック出身の歌手が歌う
What a wonderful world を贈ります
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Hijau 注(AIによる解説):
この歌(緑、I see green)は、マレーシアのアーティストZainal Abidinによる、地球環境への深い警告と保護を訴えるメッセージソングです。歌詞は主に以下の重要なテーマを伝えています。
地球環境の悪化への警鐘: 森林の減少、空気の汚染、海洋の喪失など、人間活動によって自然が破壊されている現状を指摘しています。
人間の無知と傲慢: 自らの目先の成功や利益を追求するあまり、地球が死に瀕していることに気づかない(あるいは無視している)人間の愚かさを批判しています。
未来への危機感: 「手遅れになる前に気づかなければならない」という切実な問いかけを通して、私たちが現在享受している自然が、次世代には残らないかもしれないという不安を表現しています。
タイトルにある「Hijau(緑)」は、本来あるべき自然豊かな地球の姿を象徴しており、失われゆく緑を取り戻すことの重要性と、人間と自然の共生の必要性を強く訴えかけています。




